2025年2月号(vol28)

「西東京市視覚障害者協会からのお知らせ(通巻28  2025年2月号 」をお送りします。

■「如月は梅、弥生には桃、卯月には桜」とあでやかに花の園が続く季節を迎えております。
小春日和の日には、どこからともなく梅の香りを感じるようになりました。季節の変わり目として、寒い日には、気持ちを引き締め、春の近づきを感じる日には、大きく息を弾ませたいと思いますが、皆様は、如何ですか?

さて、今月の話題は、
1) 「障害者を対象に災害時の対応 参加型学習会」を開催しました。
2) 近く開催の音楽会イベントを2件、紹介
の2件をお送りします。

▼1)「障害者を対象に災害時の対応 参加型学習会」を開催しました。

先月号で案内しました「西東京市で大災害が起きたら、障がい者はどうなるのか? 」をテーマとした学習会は、1月25日(土)に開催され、約70名の来場者で、充実した学習会となりました。

この学習会は、西視協も参加している「西東京市障がい者福祉をすすめる会」を主催として開催されましたが、市内にも広く広報を行ない、すすめる会関係者以外からも多くの参加を頂きました。
障害者福祉や防災に力を注がれている市議、都議さんのご参加も頂きました。視覚障害当事者についても、西視協会員以外のご参加がありました。

学習会は、能登や東日本大震災で支援活動された3人の方の講演と、
参加者を「障害当事者」、「家族会」、「作業、事業所」、「その他」の4グループに分かれてのワークショップの2部構成で進めました。

講演では、災害現場での障害者が置かれた状況や、行政の支援や復興への取り組みの紹介と、西東京市では、どの様な体制が取られるだろうかの話題を提供いただきました。

  防災アドバイザー 小野修平氏のお話では、熊本地震、西予豪雨、能登震災の直後に現地入りされ、その地域の行政や被災者の支援体制の構築、ボランティアの受け入れシステムの運営などをされた状況を話して頂きました。

また小野氏は更に、西東京市の防災アドバイザーとして活動されており、市の災害時の体制や実情についてもお話下さいました。
事例として、障がい者などの災害時に備えた「要支援者名簿」の整備が進められているものの、実情として十分に機能するかは難しい。
福祉避難所の開設についても、それを必要とする被災者にスムーズに対応するには、課題が多いことなどでした。

一次避難所についても、多くの人が一斉に向かっても、十分に答えれるかは難しく、
発災後、支援やボランティア体制が整う、3日~数日の間までは、在宅非難が可能な市民については、自身の備えで対策しておく必要があると説明されました。

次に、納田議員は、東日本の支援を行なってきた中で、被災後の障害児が抱えた精神的な心の落ち込みからの立ち直りの事例を紹介されました。
 大林議員は、能登で福祉避難所の運営に関わった例として、そこは、人が暮らす環境では無いことの例として、風呂、炊飯などの設備が無いことで、支援者たちで即席の風呂を作ったこと、西東京市にも同様の課題が有ることを話されました。

 

ワークショップでは、それぞれの防災に対する意識や不安とすることについて話し合いを行ない、それぞれの防災意識を高める機会としました。私たち視覚障害者は、障害当事者グループとして、課題や、備えに関する考えなどを話し合いました。
主な課題と話し合いの内容を紹介します

①発災時、どの様な状況に有るかの心配が語られました。
一人で居た場合や、在宅非難が出来ない場合の備え、避難所のルート確認、下見が必用だろうとの感想が出ました。

②避難所などで、外観からは分からない障害を知ってもらう備えが必用では無いか? との意見に、障害の状態を周りに分かってもらうものを身に着けることの提案がありました。

③避難所での障害者の不便や、周りの人とのコミュニケーションに対する不安が有ることが出され、さらには、普段の防災訓練に障害当事者が積極的に参加することが必用だろうと話し合いました。また、日中だけの避難訓練だけでなく、キャンプの様な訓練も必要では無いかとの声が有り、先の講演者からも、災害時の訓練について、実践的な内容が必用だろうとのコメントがありました。
この他、防災訓練や関連のイベントに、障害当事者の参加が少ない現状についても、問題が有るとの意見が有りました。

④要支援者名簿の活用についても、しっかりと活用して欲しいが、対象者として高齢福祉の該当者と比べ、あまり整っていないことに改善して欲しいとの声が出ました。

概ね、以上のような話題でした。他のグループからの声も、参考に成る話が出ておりましたが、今回は、省略します。
尚、今回の学習会はこれで終わるものではありません。今後の方針としては、次年度は今回浮かびあがった課題について、主に行政との話合いの場を持ちたいと思います。

最後に、学習会に参加の、西視協会員・理事の三原さんからの感想を紹介します。
防災学習会に参加して、感じた事を書かせて頂きます。
講師の方のお話を聞いて、大震災は起きて欲しくないと思いました。
自宅には、非常用に食料や水を備えているつもりだが、心配になってきました。ライフラインも長い間止まっていた過去の震災の体験を聞いて、停電やガスが止まったらどうなるか心配になりました。
今までに大きな災害を体験した事が無いので実際に起きたらどうなるか、とても怖いです。
グループで話し合いをした時の感想として、市民防災訓練に、今まで参加していませんでしたが、参加しないといけないと思いました。また、最寄りの避難所の場所を確認して下見もしに行った方がいいと思いました。
普段あまり持ち歩くことはないのですが、情報を得るために防災ラジオはいつも使用するカバンに入れて持ち歩かないといけないと思いました。

 なお、すすめる会では、障害者福祉と介護保険との適用の間に在る「65歳の壁」についての学習会も、昨年度に引き続き計画しています。開催が決まりましたら、案内させて頂きます。

●2) 近く開催の音楽会イベントを2件、紹介します。是非、訪ねてください。
① 「つなぐ・みんなの笑顔2025」を昨年に続き開催します。
 西東京市内の障害児・障害者の支援事業所、作業所の利用者、家族会、サークルの活動発表会です。
  主催は「西東京市障がい者福祉をすすめる会」です。
 後援に西東京市教育委員会・西東京市社会福祉協議会 とで開催されます

 「福祉をすすめる会」には、私達の西視協も市内の障害者支援や問題の解決、学習会などに向けた活動に参加しています。今回の記事 1) にある様に、障がい者の防災についての学習会にも、野口が企画運営に関わりました。

さて、「みんなの笑顔」では、楽器演奏やコーラス、ダンス演技などすすめる会の参加団体の
10余りのグループ、子供向けプロの演奏発表などが行われます。
また、会場では、6グループの作業所等の自主制作商品・食品販売が行われます。人気のカレーセット、各種のパンは、毎回、好評で、お急ぎ頂かないと売り切れ必須!

日時: 2025 年 3 月 16 日(日) 開場13:00 開演13:30 終演16:00
場所:「タクトホームこもれびGRAFAREホール」メインホール
  西東京市中町1丁目5-1 (保谷庁舎隣) 電話:042-421-1919
入場料:無料
詳しくは、インスタグラムをご覧ください(登録と拡散をお願いします)
https://www.instagram.com/tsunagu_minnanoegao/profilecard/?igsh=ajZhMmtxNTducmg3
皆さん、応援宜しく。来てね♪

②  視覚障がい者演奏家団体「Dominant(ドミナント)」と
  東久留米市で活動の 声楽愛好演奏家の「マッシモの会」が協演してコンサートを開催します。

催し名:Dominant(ドミナント)カジュアルコンサートVol.2~マッシモの会の皆様とともに
日程: 2025年3月23日(日)開演13時(開場12時)
会場:成美教育文化会館グリーンホール(電話 042-471-6600)
   東久留米市東本町8-14 (西武池袋線 東久留米駅北口清瀬駅方向線路沿い 徒歩5分)
入場料:全席自由 一般 前売り 1,000円(当日 1,500円)/チケットお取り扱い窓口:成美教育文化会館受付窓口
お問い合わせ:電話:090-4719-3672(髙野)  mail:dominant.massimo@gmail.com 
主催 Dominant   賛助出演 マッシモの会 
後援 筑波大学附属視覚特別支援学校音楽科  協力 全国盲学校音楽科設置校研究協議会

演奏曲:からたちの花、出船、花(ソプラノ二重唱)
    G.プッチーニ『私のお父さん』『ある晴れた日に』
    カッチーニ「アヴェマリア」「Time to say goodbye」 愛の挨拶 ほか
出演:《Dominant》視覚障害のおる音楽家の団体として、2018年に結成(主宰 坂田優咲)
   橋本夏季 山内さおり 白井崇陽 坂田優咲
《賛助出演:マッシモの会》地域の音楽愛好家とのふれあいを目指し、2022年に結成した声楽家の団体。今まで4回の「ふれあいコンサート」を開催髙野正人(代表 ),
久保田裕二,坂本忠篤,杉浦みちよ,成田秀雄,和田恵子. バレエ・畑真由美 ピアノ・岩城美智子

▼こちらのコンサートは、情報ほっとラインの西視協からのお知らせ」印刷版をひばりが丘図書館で見られた、マッシモの会・高野さんからの御案内を頂きました。

■今月は、西視協の野口がお送りしました。