2024年12月号(vol26)

「西東京市視覚障害者協会からのお知らせ(通巻26  2024年12月号 」をお送りします。

■ 令和6年もあとわずか。今年はなんとも災いの多い1年でした。
地震・豪雨・猛暑そして長い夏日。全く、災害が多く、季節感の無い1年でした。
気候については、背景に地球温暖化があるのだろうと推測されますが、季節の行事と暦の行事がチグハクなのは頂けません。
とは言いつつも、街角は、クリスマスとお正月を迎える毎年の師走の風景で 活気に溢れていますネ

さて、今月の話題は、
1) 「ともに活きる!まちづくりフェス 2024 (11/16(土・保谷庁舎)」にコーナーを出展しました。
2 年明け1月に「障害者の立場に立った防災の学習会」を開催します。)
3) 東京都心身障害者福祉センター主催の「視覚障害者のための防災講座『防災のことを一緒に考えてみませんか?』の学習会(8月にあり)参加の報告。
の3項目をお送りします。

▼1)「ともに活きる!まちづくりフェス 2024 (11/16(土・保谷庁舎)」にコーナーを出展しました。

参加したイベントは「地域共生社会とは何か」、「西東京市における地域共生社会を実現するためにはどうしたらいいか」を考える催しです。
西東京市では子どもから大人まで、障害があってもなくても、つながり、ささえあい、ほほ笑みあう、誰もが住み慣れたまちで暮らし続けるために、地域共生社会の実現を目指しています。
今回のフェスは、西東京市地域振興課の主催で、市の障害福祉課・高齢者支援課などを含む健康福祉部、それに危機管理課などが中心となって催されていました。

隣接の「タクトホームこもれびGRAFAREホール」では、健康に関する講演会、広場では、緊急車両の展示、起震車による地震体験・はしご車搭乗体験、スポーツ体験(モルックほか)などが展示されて、こども達にも、興味一杯のイベントだったと思います。

庁舎内では、フレイル予防の情報提供や相談窓口、防災に備えた物品・段ボールベッドなどの展示、e-スポーツ体験、手品や各種のお遊びコーナー、障害者支援の作業所の物品販売などが展開され、終日、賑わいに溢れていました。

私たちは「弱視・全盲を体験するメガネの展示」、「アイマスクを使ってのブラインドウォーク体験」、点字のお名前カード提供」を実施しました。
「弱視・全盲を体験するメガネの展示」では、弱い・強度の視野狭窄、中心市や欠損、飛蚊症、白内障を再現するメガネを用意しました。
視覚障害の原因に若年齢から生じる疾病や自己も有りますが、日本人の多くが高齢者になると、緑内障や黄斑変性症などで視野欠損の様な状態になる可能性が有ることを紹介し、目を大切にされる様に説明を加えました。

「アイマスクを使ってのブラインドウォーク体験」では、白杖を持っていただき、室内をボランティアのガイドの誘導で一回りしていただきました。
誘導の方法として、肘を借りる場合と、高齢者介護で横についてもらう例を体験していただきました。
誘導が、横から、あるいは、斜め後ろから行われると、全盲状態では、如何に怖いかを知って頂き、
視覚障害者が進む方向に困っている際の手助けについて理解していただく機会とさせて頂きました。
併せて、「街角で視覚障害者に出会ったら…」と言う冊子をお渡ししました。
なお、ガイドをして下さったボランティアさんは、今年の3月に社協から西視協にご依頼を頂き、視覚障害者の理解・ガイドの講習会に参加頂いた皆様です。

点字のお名前カード提供」では、名刺サイズのカードを用意しました。
私たちのコーナーを訪問された方に、カードの裏側にお名前を書いて頂き、そのお名前を点字刻印してお渡しします。
点字を打っている様子を見て、右側から書いている様子に興味を持つ人、なぜ6点で文字が判るのかと尋ねる人などで、なかなかの盛況でした。
作業の横には、点字の一覧表を用意しておりましたのと、先ほどの冊子にも一覧表が有ることを伝えました。
ここで聴いた話ではありますが、小学校4年生で使われている教科書の中には、点字を紹介が掲載されているものもあるそうです。
カード作成には、点字サークルのともしびさんの協力、西視協の会員にて対応しました。

市内には、多くの視覚障害者がおられますが、この様なイベントを通して、市民の皆様に障害の理解、支援の有り方についての理解を進めて行きたいと思っております。
社協ボランティアサークルさん、点字サークルともしびさんのご協力により、よいイベントが出来たことにも感謝しております。
今回のイベントには、西視協役員の三原・金子・野口にて対応いたしました。
情報ほっとラインをお聴きの皆様におかれても、ご賛同、共に活動いただける方がおられましたら、野口までお知らせください。
宜しくお願いいたします。

▼2) 年明け1月に「障害者の立場に立った防災の学習会」を開催します。

西視協も参加しております「西東京市障がい者福祉をすすめる会」では、今年度も防災に関する学習会を開催すべく準備を進めております。
昨年の学習会では、市の危機管理課の職員を招いて講話を頂きました。
主な内容は「自助・共助」の心構えと、市の災害対応の話でありました。

集まった皆さんは、障害当事者、家族、事業所・作業所関係の方々でしたが、
一般的な市民への備えに関する話に終わったと感じています。
参加者からは、種々のハンディキャップを有する者に「自助・共助にどこまで対応できるのか?」や、
障害者固有の課題に対する対応の深堀を求めたい」の感想がありました。

この様な背景から、今年度に発生した「能登震災・同豪雨災害」発生直後に支援活動に赴いた活動をされた方から、障害者関連の実態の報告、避難所、支援などの状況について報告を頂き、
私達の視覚障害を始め、障がい者種別、事業所・作業所の課題の洗い出しを行うミィティングと専門家の助言を頂く企画を進めております。

今月のお知らせで詳細をお伝えしたいのですが、朗読作業期日に間に合わない為、予告のみとさせていただきました。
(来月の朗読に間に合えば、開催詳細を投稿させて頂きます)。
来年早々に、公民館、市の掲示板などにポスターを掲載の予定です。
また、来年度の西東京市広報1月15日号にも掲載できればと思っております。
ご参加は会員に限りませんので、「情報ほっとライン」お聴きの皆様からも、視覚障害者からの、意見や心配事などの声を上げて頂きます様、宜しくお願いいたします。

▼3) 東京都心身障害者福祉センター主催の「視覚障害者のための防災講座『防災のことを一緒に考えてみませんか?』の学習会」参加の報告。

災害への備えに関する催しが増えています。東京都の主催に、西視協役員の金子・野口が参加して来ました。
講師は、同センターの前田 ひすぎ(まえだ ひすぎ)さんで、私たちと同様の視覚障害者(1種1級)とのことで、
同じ立場で「防災に向けてどんな準備ができるのか?」ということを一緒に考えてみたいと言う内容でした。

講座内容として、「①大災害が起こると視覚障害者はどんなことに困るのか」、「②自分の障害や正しい介助の仕方を周囲に伝えられるようになるにはどうしたらいいのか」、「③防災に向けてどんな準備ができるのか」などでした。
いずれも、昨年3月の「情報ほっとライン」で提供した西視協からのお知らせと同様に近い内容でした。

講座を受けて、改めて核心となる話として、
災害が発生した際、「家屋の倒壊、火災の発生、緊急の避難」の何れをとっても、「視覚障害者は個人で行動できない」を認識しました。
日常的に、ご家族がおられたとしても、一人で留守番をしている時や、ご自身が外出している時などどの様な時に、災害が発生するかわ判りません。
また、一人暮らしの方もおられるでしょう。ご近所の方とや、連絡を取れる方がおられることの大切さを学びました。

「防災備品の備え」、「避難所での配慮」など、障害に伴う課題対応も、話題となりました。
これらの講習内容に沿っての、リーフレット「目の不自由な方のための災害時初動行動マニュアル」を頂きました。

後日、このリーフィレットを、「障がい者福祉をすすめる会・西東京市視覚障害者協会」として、相応数を入手しております。
先の、「2) 学習会予告」でご案内している、「障がい者福祉をすすめる会の防災の学習会」にてお配りしたいと思っております。
なお、野口は、すすめる会として、この学習会の規格・運営を担っております。

他の障害者との交流、障害当事者の声として、市当局へも防災についての意見を集約する機会ともなりますので、
学習会へのご参加、お待ちしております。

また、野口の日常の活動として、防災に関する情報を収集しており、このリーフレットや、収集した関連する情報などを、いずれ、「情報ほっとライン」の特別号として提供できればと考えております。ご期待ください。

■今月は、西視協の野口がお送りしました。