2022年12月号(vol7)
令和4年12月 通巻7 の西東京市視覚障害者協会からのお知らせです。
全盲だと、耳から聴こえる音を頼りにして周りの状況を知ることになります。
外出すると、周りの足音、年末なんだなと、なんとなく気ぜわしく聞こえてきます。一方では、聴こえてくる音楽は、X'masソングの軽やかなメロディに載せて、多くの皆さんが楽しんでいる街の様子が伺えます。
一年を振り返って「何ができただろう?」、一方「何ができなくなっただろう」と思いながら師走を感じています。
さて、今月の話題は、
1.先月に開催された「東京都盲人福祉協会」の年次総会の様子を支部長の三原から報告します。
2.先月の「情報ほっとライン」でお伝えした市民文化祭で用意した冊子「見えない人・見えにくい人のことを知って わたしたちにできること 考えてみよう!」の内容を紹介します。
では、総会に出席の三原から
第54回東京都盲人福祉大会世田谷大会が11月13日(日)に開催され、西東京市視覚障害者協会からは3名が参加しました。今回は、東京都盲人福祉協会にあっては120周年を迎えるものであり、共催の世田谷区視力障害者協会は結成60周年としての記念大会でした。
来賓はじめ、900人ほどの参加で、盛大な退会でした。
大会スローガンに「コロナウイルスに打ち勝ちもとの生活を取り戻そう」、「デジタル化時代に乗り遅れないようがんばろう」、「共生社会の実現はインクルーシブ教育の推進から」、「急げ!ホームドアの設置・なくそうホームからの転落」を掲げ、これらに沿った情勢報告がされました。
そして、毎年繰り返されている要望決議案の「視覚障害者への支援の地域間格差是正」、「はあき無資格類似行為者への取り締まり」、もありますが、「コロナ騒動により解雇などで職場を失った視覚障害者への対策」、「共生社会の実現へ、インクルーシブ教育の充実」、「デジタル時代の到来に備えた視覚障害者や高齢者への体制整備」、「災害時における高齢者や重度障害者の避難所の万全の対策」、「視覚障害者の歩行の安全対策」、「視覚障害者をターゲットにした犯罪からの生活の安全確保」、「都内各自治体における視覚障害者の雇用の促進」、「障害者の社会参加をより積極的に図るために心のバリアの解消に向けた施策」などの要望活動を行う決議がされました。
次に、「見えない人・見えにくい人のことを知って わたしたちにできること 考えてみよう!」の冊子についてです。
視覚障害には、全盲、弱視など、色々な状態があります。しかし、白杖(雪国では、黄色の場合があります)を使って歩行している人は、間違いなく、それを必要とする視覚障害者であると言えます。
野口の知見では、白杖の機能に「ソナー:移動時の探索」、「シンボル:周りへの周知」、「サポート:姿勢の保持」があると考えています。
ではこの白杖を持つ当事者ではなく、それを見かける側からは、私たちをどのように見ているかについては彼らも、それが視覚障害者であるとわかっても、どうすれば良いかについては、よく知らないと言うのが本音かと思っています。勿論、白杖が何であるかを知らない、気にしない方もおられますが。
今回の紹介冊子は、視覚障害当事者に向けたものでは無く、一般の方への啓蒙用として作成されたものです。
子供たちにも理解しやすい様に、視覚障害者が街角などで行動している様子をマンガ風の絵で紹介し、「困っている様子だとどの様に声掛けすれば良いのか」、「手を貸す場合は」、「誘導ブロックについて」はなどなどが解説されています。
コンテンツは、大阪でサピエを運用している全国視覚障害者情報協会から利用の許諾をいただきました。
なお、この冊子は、障害に関係するイベントで配布したり、ご要望があればコンテンツデータを提供します。
今月は、この冊子の内容を「情報ほっとライン」の朗読ボランティアの方に、朗読図書の様に話して下さることになりました(挿絵の解説は難しいと思いますがお世話を掛けます)。
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> 朗読 1から8ページ
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今回の「情報ほっとライン」は、三原・野口でお送りしました。